2010年12月20日月曜日

2010年11月18日木曜日

おっぱいからおくのほそみち

スピッツのあの曲のサビ部分、英訳したらどうなるんでしょうか。

そもそもの始まりは昼休み。
ふと疑問に思ったのはブラジャーのこと。

英語では、足が2本だからpants、手が二つだからglovesと、実際にはひとつながりのものでも複数形で表現します。
ところがブラジャー。
brassiere、もしくは短くしてbraは複数形でも何でもありません。
…2つあるのに???

よく考えてみるとズボンにしても手袋にしても穴というものが開いています。もしかして、あの複数形は穴の数を数えているのだろうか?そうなると、ブラジャーも穴があいていれば複数形…?
と、だんだん下品かつ混迷が深まり始めたので、想像するのはやめにして語源を調べてみました。

語源由来辞典より…==========================================
フランス語「brassiere」を英語音化したもの…(略)
フランス語の「brassiere」は、婦人や赤ちゃん用の袖付き胴着を意味する。
「bras」は「ブレスレット(bracelet)」にも通ずる語で「腕」を意味し、
「brassiere」の基となる古フランス語「braciere」は「腕の防護具」を意味した。
(中略)
…1914年に、ワーナー・ブラザーズ社が特許を買い取り、販売したことで一般に普及した。
1900年代初頭には英語でも「brassiere」が見られることから、特許取得時に「袖付き胴着」の意味が現在の意味に変化したものと思われる。
(以下省略)
=========================================================

え、ワーナーって一体何者?と思ったのは置いといて。
要するに、ブラジャーの包むものはおっぱいというより、胴全体を保護するものっていうイメージなんですかね。

さあここで気になってくるのは、じゃあおっぱいは複数形なのかどうかってことです。
公式な場で使用される一般的な単語はbreastsでしょうか。複数形ですね。
ウィキペディアの最初の1文は下記の通り。
The breast is the upper ventral region of the torso of a primate, in left and right sides, which in a female contains the mammary gland that secretes milk used to feedinfants.

なんだかbreastっていうと「胸」っていうイメージだったんだけど、胸全体で一つとは数えないみたいですね。片側だけをさす場合breastと単数形で言って、両側含む場合はbreastsになるということです。英辞郎で見ると、ものすごくたくさんの俗語がでてきますが、それらも大抵は複数形です。
胸部全体をさす場合はchestって言葉になるのかな。

ってことで、ブラは単数、胸は複数になるんですね。
I have two breasts in a bra.
ってこと?なんかすごい変な感じがするのは私だけ?


さあ、やっと最初の疑問です。
スピッツのあのサビ。

「君のおっぱいは世界一♪」

おっぱいはbreastsよりはもっと俗っぽい表現なので、とりあえずboobsとします。

Your boobs are the number one in the world♪

おかしくない?!
複数形なのにoneっておかしくない??

Matrixのセリフ風に言うと
Your boobs are the One...

やっぱりおかしいでしょうよ!
唯一つって言っておきながら二つってのはおかしいでしょうよ!

Your boobs are the best in the world♪

うーん、bestという単語は、one of the bestとかいうくらいだから、2つでも全然問題ないわけですが。
なんか、「世界一」の「一」的確に表現しているとは言い切れない気がする…

Your boob is the One...

片方だけ…?ってゆうかもう、なんか違う意味になってるし…

もうこうなったら、
Your chest is the One


....芭蕉のカワズにしろ、マサムネさんのおっぱいにしろ、英語の「数」の概念の違いというものは、本当に奥が深いのです。

2010年11月7日日曜日

ひねくれ曖昧文化の申し子『〜ない』形容詞

やんごとない
やるかたない
やぶさかでない
やむおえない

ひねくれてない方の、曖昧でないほうの『〜ない』形容詞
このうえない

2010年10月10日日曜日

きれぎれ

電車内で聞こえた、OL、衝撃の一言。

『確かに...、ヒトがふってるとこって、生で見る機会なかなか無いよね』

瞬時に思い浮かんだのは、きれぎれの冒頭。更に母の発達でもそんな場面があったような。

それだって、前者は夢だし、後者はパラノイアだ。生っていったらタイタニックぐらいだよな...

ドキドキしながら聞いてみると、どうやら、ゴルフの話だったよう。

降ってるじゃなくて振ってるだったのね。関西の人だったのかな。

2010年10月7日木曜日

lucidity

lucid
1591, "bright, shining," from L. lucidus "light, bright, clear," fromlucere "to shine," from lux (gen. lucis) "light," from PIE base *leuk-"to shine, be bright" (see light (n.)). Sense of "easy to understand" first recorded 1786. Lucid interval "period of calm or temporary sanity" (1581) is from M.L. lucida intervalla (pl.), which was common in medieval Eng. legal documents (cf. non est compos mentis, sed gaudet lucidis intervallis).
Online Etymology Dictionary, © 2010 Douglas Harper
さやかという単語を辞書でひくと必ず出てくる例は「月がさやかに…」。
これを英語に訳すと、brightとかshineになるんだけど、どうもしっくりこないと思っていたらこんな単語があった。
ラテン語のlucidusから来ている言葉らしいけれども、語用をみると、lucid dreamというのが多く使われている。
lucidには「澄んだ」とか「透明な」、「明晰な」というようなニュアンスが含まれているらしく、lucid dream「明晰夢」とは睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことらしい。

「澄んでいる」から「明る」かったり「光」っていたりするわけで、そこには「清澄」からくる「静けさ」が伴う。
これは「月がさやか」と言った時のイメージにかなり近いように思われる。

luminolとかlucidityとか、[lu]という音感のもつ明るさのイメージは、淡く、静かで、凛とした月すなわちlunaのイメージにつながっているのだろうか?

Lucidity,come back to me,
put all five senses back to
where they're meant to be
Oh it's hard
to tell, it breaks down, there
is a will, there is a way

by Tame impala

2010年10月5日火曜日

窒息のちっ

そして窒素のちっ。
これは手前の漢字の読み方がちっでいいの?
それとも、ちという漢字のあとにそが来ると小さいつが生じるの?

2010年9月16日木曜日

初産の母はルネッサンス

初産--日本語らしからぬ響き?

ルネッサンスに似てるけど、ルネッサンスは「再び生まれる」意味らしいよね

2010年9月8日水曜日

へばりつく

「へばりつく」の語源は?へばる+つく

へばる
動ラ五(四)]
1 へとへとになる。疲れはてる。へたばる。「暑さで―・る」「強行軍で―・ってしまう」
2 ぴったりとくっつく。また、引っぱられるようにくっつく。
「垂れた乳房を絹寒冷紗のゆかたの地が―・るほど突き出し」〈里見・今年竹〉
--大辞泉

たまに、すごく疲れがたまって眠りが浅かった時などに、朝目覚めた瞬間自分の体が布団にへばりついているような感覚に陥る。
横たわっているのではなく、へばりついている感じ。
重力以上の力で布団の向こう側から引っ張られるような感じ。

疲れることと、くっつくことが、同じ単語で表せるのも納得できる感がある。

2010年8月8日日曜日

イライラ

苛つくというのは怒るのとどう違うだろう?
焦燥感を含む?
自分の求める快適な環境を得られていないことへのストレスを感じている状態。
つまり、イライラするというのは自分を取り巻く環境に対して快適さを求めているということで、『快適』と感じる評価の水準が高くなっているということかな?

そう言う飢餓感が根底にあるところが、単なる怒りや焦燥感とかと違うかも

それに焦りには、自責の感が意識の上にあるけれど、イライラの場合、潜在意識では自責の念があるとしても、意識の上ではあくまで外に対して憤懣、怒りが向けられている。

ムカムカの場合、随分似たニュアンスだけど、何かを摂取したことによる反応という感じがする
だからイライラするときはなんにでもイライラするし、ムカムカするときは対象がはっきりしてる。
『なんかイラつく』
『あいつムカつく』
みたいな。

先週はイラっとくることが3度もあった。理由は覚えてないけど。
イライラすることなんて、今まで殆ど無かったから(整理の時に、しかも数年に一度くらい)、少し戸惑った。

2010年4月14日水曜日

荒くれた天気

荒れた天気が続く予定
荒くれた天気が続く予定

字面的には「く」が入っただけの違いなのに、まったく違った印象になる。
ニュースに後者が書いてあったらちょっとびっくりするよね

2010年4月13日火曜日

匍匐と葡萄

実際関係ないらしいけど

葡萄園の葡萄が生え広がる様は天井を匍匐前進しているように見えなくもない

2010年2月17日水曜日

寄与と貢献

「貢献者」はよく耳にするけど「寄与者」は聞いたことがない。
ググってみたところ、法律用語として使用されているらしい。

英辞郎によると
寄与: contribution
貢献: contribution, service

Yahooの大辞泉によると
寄与: [名](スル)社会や人のために役に立つこと。貢献。「世界平和に―する」
貢献: [名](スル)1 ある物事や社会のために役立つように尽力すること。「学界の発展に―する」「―度」
2 貢物を奉ること。また、その品物。

「貢献」の2の意味は今回は無視。

2010年1月28日木曜日